ライカM8を手放した

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LEICA M8  VOIGTLANDER SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 ASPHERICAL at. f5.6 AE UV/IR cut filter + 6bit fake code

普段は買ったとか売ったとかを滅多なことでは書かないのですが、長らくブログのタイトルにしてきたカメラですのでこの件に関してはちょっと記述したいと思います。

まずデジタルカメラについて保証の切れ目は縁の切れ目という思い込みがありまして、M8は発売後調度2年。保証期間も2年ですから、とある店の在庫を見るとM8がズラー。同じ考えの人は多いようです。つまり保証が切れて壊れると困るというのがまず一つの理由。

ではM8は壊れるカメラなのかと申しますと、手元の個体で撮影できなくなったような致命的なトラブルはありませんでした。一回「レンズ取り付けが固い」との指摘でマウントの交換修理をしておりまして、その時「ドイツ送りになるかも」と脅されたのですが実際には日本で修理されました。その後大きな問題はありませんでしたが、最近のファームウェアになるまでは月に一度くらい「アレっ?」と思うような挙動はありましたね。初期は撮影プレビュー画面がまれに縞々になる。またまれにフリーズし、バッテリーを抜かないと復帰しないことがありましたが、最新の2.0ファームは安定しているように思いました。しかし機種がら重修理についての経済面、期間面での心配がつきまとったのは事実です。

もう一つ手放す理由を挙げると、UV/IRカットフィルターの常用推奨という弱点に尽きるでしょう。ライカが得意とする広角レンズでいわゆるシアンドリフト処理に困り、社外レンズや一部未対応純正レンズを使う際はカメラをだます6bitコードを付加しないとまともな発色をしないというのは実に致命的で、またムラサキの発色はUV/IRカットをしても微妙でした。これらの面がライカM8.2で一切改善しなかったことは残念です。

なおカメラの肝である写りそのものについては、今でも手持ちのカメラでは筆頭にあげられると評価をしています。雰囲気重視のカメラであろうと誤解されているように思うのですが、M8最大の魅力はローパスレスの素晴らしい解像力でしょう。逆にこのカメラの雰囲気としては、動作音がうるさい、書き込みが遅い、素の状態でのフォールディングが悪いなどM型ライカとしては少々興ざめする部分があったことも事実です。

そんなわけでR-D1にはじまりM8に進化したデジタルレンジファインダーカメラを少しお休みすることに決めたのですが、ライカについては、M9でフルフレーム、ないしUV/IR面での根本的解決があれば入手したいと思います。実際には手持ちにレンジファインダーデジカメがないのは少々不安だったりもするので、値下がりしたR-D1の再入手はあるかもしれません。それまでに廉価なデジタルレンジファインダーカメラが発表されればなお良いのですが、4年で実質二機種しか発表されていないのはやはり面倒なタイプのカメラだからなんでしょう。

しかし動作するライカM8の動画を見たときのときめきは忘れられないなあ。
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by suttokodokkoi21 | 2008-11-28 00:00 | デジタルレンジファインダー