2006年 12月 20日
CANON LENS 19mm F3.5
EPSON R-D1 CANON LENS 19mm F3.5 at. f3.5 AE
このレンズはキヤノンによると1964年(昭和39年)8月発売のキヤノンSマウントレンズとなります。当然ライカ互換のねじマウントですが。このクラスの超広角となるとあまり見かけずこの個体は通算2本目、キヤノンFL用のミラーアップ目測レンズも同じ構成なのですがコレも加えると3本目です。昔持っていた個体の写真はコチラ。
一般に対称系の構成は超広角としては素性がいいと言われていますが、このレンズの断面図を見ると対称性に優れているとは言いがたく、しかも明るさを他社同等品より半段明るく取っているので実写での感想は「無理しているなあ」ということで、他の方の作例でも見かけるレインボーのような特有のハレーションやゴーストが最大の特徴になりますね。全体にはコントラストも低く眠いです。なんだか良い点がないみたいですが個性的なところは特徴かな。
またそもそもR-D1は後玉のせり出したレンズの装着を推奨しておらず、装着できたとしてもCCD周辺への露光角度が災いして銀塩での撮影よりはるかに周辺光量が不足した仕上がりとなります。とまあそれも一つの楽しみなのですが。何にせよ、この画角で距離計連動し現代でも実用可能な口径比を誇っていたこのレンズは面白い存在です。
R-D1買った頃から 見させて頂いていました またリンクありがとう御座います
このレンズ、凄くいい描写ですね 繊細で柔らかな描写 良いですね
紅のトンネルと言う言葉が連想させられました