2009年 12月 06日
Carl Zeiss C-Biogon T* 21mm F4.5 ZM
LEICA M9 Carl Zeiss C-Biogon T* 21mm F4.5 ZM at. f5.6 AE + WATE@21mm code
12月の頭に納品されました。気の効いたお姿写真などは出せないのでさしあたり検証から。初期ロットで問題視されていた超広角レンズでの色かぶりは今も改善されていない。
ちなみにサンプルレンズは興味があって買っておいたC Biogon 21mm f4.5でデータシートによると歪曲がほぼ完璧に補正されている。ZM21/2.8も以前持っていたけどアレ大柄でしたし。
でM9になってからレンズの手動設定が可能になったのでワイドトリエルマー、21mm球面、非球面と3種類ある中から一番色付きが少なかったワイドトリエルマー@21mmの設定で撮っている。多少なりとも変化があるのはf値がビオゴンに近いからかな?
オッドカラーシフト(Odd color shift)というと左右で色かぶりが違う現象だけど、見た感じでは丁度L字にマゼンタかぶりが出ているように思う。上の画像を見た結果としてはこの21mm,使えるといえば使えるし、駄目と評価する人も居るだろう。さてどうしたものか。
LEICA M9 Carl Zeiss C-Biogon T* 21mm F4.5 ZM at. f5.6 AE + WATE@21mm code / CornerFix 1.3.0.4
試行錯誤した結果M8用のシアンドリフト補正ソフトCornerFixを使うことに。
使い方は(なんか間違っているかもしれませんが)
1.使いたいレンズで白い画を撮影しレンズとボディの相性による色かぶりのデータ画像を撮る。乳白色板をレンズにかざして無限遠f5.6撮影の乳白DNGファイルを得た。絞り特性などデータは沢山あればいいけど一つでも十分じゃないかなぁ。
2.得られた色かぶりデータファイルをCornerFixに読み込ませ補正プロファイルを作成、保存。
3.普通の撮影ファイルを2. で出来たプロファイルで指定し補正をしてもらう。終了したら保存。結果色かぶりが補正されたDNGファイルが得られる。
4.それをRAW現像する
これで得られたのが上の画像です。CornerFixはシアンドリフトだけではなくマゼンタドリフトの補正もしてくれるようで個人的にはこれで問題ないと思います。今のところ。ところでレンズ検出はこのソフトの補正前提なら敢えて設定しない選択肢もある。
他、35mmはカメラの補正で十分だと思います。28mmはまだ試していない。
しかしこうして画を見るとM9もC Biogonも高性能だなあ… まあM9は色々鑑みて褒められたもんじゃないか。作者には大変不義理だがアマチュアのフリーソフトである程度解決するならライカだって独自に開発して添付出来ないものかな。(^^;
何時も大変参考にさせて戴いております、ありがとうございます。
今回も大変参考に成りました!
M9を注文しましたが、納期は半年と言われそれまで重い一眼レフでうんざりしています。
スーパーアンギロン等の古いMレンズは使えないと言われ困っていました。
男の趣味も止められないので、とりあえずCarl Zeiss C-Biogon T* 21mm F4.5 ZMを求めようと考えています、
お忙しい処恐縮ですが、修正前の画像を見せて戴けませんか?
よろしくお願いいたします。